バックアップ

By: rochelle hartman

ある商品を販売したところ、爆発的な人気が出た。

通常であれば両手を上げて喜び舞い踊るところかもしれないが、優秀な指導者は、直ぐ様なぜ売れたのかを調査するように指示した。失敗の積み重ねによって得られた成功は素晴らしいが、失敗してない成功ほど怖いものはないことを知っていたということだ。失敗の上に勝ち得た勝利であっても、優秀な指導者なら、勝って兜の緒を締めよとよりいっそう引き締めることだろう。

常に危機感を持ち、過去の失敗と照らし合わせ、最良の選択を試行して常に勝利を得ようとする。そのためには、失敗を正しく蓄積し、あるいは可能な限り綿密なシミュレーションを行なって当たりそうな問題は予め回避するようになければならない。

年齢とともに失敗を許されることは少なくなり、できることは当然になっていく。だから、かわいい子には旅をさせよというのだ。正直に旅をさせる大人も少なくないし、完全に誤りというわけでもないけれど、ちょっと意味が違う。

たくさんの失敗をすることで経験が蓄積され、回避する能力や予測する能力が増え、失敗に対する耐性ができるほか、より貪欲に研究できる。これらの経験は決して書物からは得られない。自ら経験しなければ意味が無い。

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